2026年6月1日月曜日

スーパースワン D101S 塗装(3)

正面の塗装が完了。塗装後の磨きにはなんとなくキンチョーの「サッサ」を使ってみたら適当なツヤも出て良い感じだった。


鬼目ナット部分のマスキングシールをくり抜くのが地味に面倒だな....と思っていたが、以前革細工の時に持っていたポンチがちょうど良いサイズで、印鑑を押すような感じで簡単に塗膜が抜けた。

内部にクイックルワイパー製の簡易吸音材を両面テープ止めし(まずいとなれば外すのも簡単)、背面にはターミナルを取り付ける。いよいよ完成へ。 


フォステクスの10cmフルレンジユニット、FE108EΣを取り付ける。ユニットには一応木ねじが付属してはいるのだが、鬼目ナットを埋め込んでいるので、別途用意した六角穴付きボルト(M4x12mm)を使用。ホームセンター等で売ってるのは銀色のボルトしかなく、似合わないと思っていたので、わざわざM4x12mmのブラックステンレス製のボルトを注文してあった。見栄え大事。
やっと完成!!(でも深夜のため音出しできず。明日まで我慢!)

完成と書いたが、、、日中の光で見るとあまりにも色ムラの許せない所が、、、

結局ボディ天板にもうひと塗りして完成とした。 音出しの感想は…これが良くも悪くもバックロードホーンなのかな、と。中低音に独特の共鳴があり、ソースによっては耳につく。 鳴らし込むと(エージング)改善してくるとは、とくにスワンの場合よく聞くが。 包み込まれるような音場感はさすがに素敵だと思う。とにかく、憧憬のあった「スワンが作れた!」ってことで満足。

スーパースワンを、故 長岡鉄男氏が設計されたのは1992年、もう30年以上前になる。これは、当時フォステクスから限定販売されていた10cmフルレンジ、FE108Superを使用するのを大前提として設計されたエンクロージャ(箱)だ。
箱と、それに装着するスピーカーユニットには密接な関係があり、相性の悪いユニットだと箱の能力が活かせない、ということが起こる。スーパースワンはバックロードホーンの一種であり、当時の限定ユニットは入手できなくても、特性が似ている、少なくともバックロードホーン用として作られたユニットということで、今回はFE108 EΣを選択した。
スワン系の特徴としては、包み込むような音場感が素晴らしいこと、10cmユニットのスピーカーとしては非常に低音がよく出ること。欠点としてよく言われるのが、中低域のボーボーというパイプ共鳴音。今回作ったスワンでもやはりこの共鳴音があり、クラシック、とくに弦楽器の再生では好ましい響きとして耳に届くが、ポップス系ではバスドラの響きが強調され過ぎて不快にも感じる。
スワン系は昔から非常に多くの人が作っているので、その欠点もよく知られている。自分がスピーカー自作にはまったきっかけの「音工房Z」でも、スワンの低域量感調整キット、なるものを販売していた時期があった。ものとしては単なるベニヤ板であり、スワンの背面、最終開口部の音道を狭く絞ることによってパイプ共鳴音が減らせるという評判。
問い合わせたところ、「在庫なし、おそらくこのまま絶版予定」とのことだった。が、おそらくは商品に付属するであろう解説PDFファイルを頂くことができ、「参考にしてご自身でベニヤを付けられれば調整可能です」との連絡をいただいた。
PDFを参考に適当と思われる寸法でベニヤをクランプで仮止めしてみると、劇的な効果あり。
最終的にはネジ止めすると思うが、音道をどれくらい絞ったら一番効果が高いのか、数種類の板サイズで試してみようと思う。

セッティングについて追記する。鉄筋コンクリート部屋、しかも部屋の隅というのは最も低音がこもりやすい環境であり、隅から離す、スピーカーの高さをとる(インシュレータ等を使用して床から離す)、等をすることによって過度な低音というのは相当に軽減される。左の写真のような「足」を6個作り、左右のスワンそれぞれの前端に2個、後端に1個置いた(このような3点支持は長岡氏も推奨している)。試行錯誤でこのセッティングに落ち着いてくるまでの間、当然スピーカーのエージングも進んでいるわけで、製作直後に比べて見違える(聴き違える?)ほど聴きやすい音になってきている。





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