FM-8、FM-7のように、本体にFDDを内蔵していないマシンは、ディスクを使用するためには当然ながら接続用のインターフェースと、「FM対応」のディスクドライブユニットを用意する必要がある。また、接続経路のどこかに、FDC(フロッピーディスクコントローラー)が存在する必要がある。
FM-7の場合、フロッピーディスクの「ドライブユニット」内に、FDCチップが載った基板が存在し、同じユニット内にたいてい2台のドライブが内蔵されている。
FM-7本体の拡張スロットに装着するカードは、バスバッファ等だけが載った「インターフェース(IF)カード」であり、そこにはFDCチップは載っていない。つまり、
【FM-7本体】 【フロッピードライブユニット】
IFカード ---------- FDCチップの載った基板
(FDCなし) + ディスクドライブ2台
このようになっている。FM-77や、FM77AVのように、もともと本体内にディスクを内蔵している機種になると、本体内にFDCチップを内蔵したうえで3.5インチFDDが2台つながっている。そのため、3-4台目としてドライブを増設したい場合、なにも考えずに内蔵FDDからケーブルを延長して(ドライブ番号はきちんと設定して)接続すれば、動作する。
対して、たとえば無印(FDDなし)のPC-8801の場合だと、8801の本体内(あるいは内蔵のIFカード等)にFDCチップ(μPD765A等)が載っており、外付けのドライブユニット側にはFDCチップ(基板)がない。このことが、8801用のFDユニットを直接FM-7のIFカードにつないでも動作しない(FDCがどこにも存在しないので)、最も大きな理由となっている。(他、コネクタやケーブルの違いなどはもちろんあるが、それはどちらかというとささいな問題に過ぎない)
ということは、、、、FDCの載っていない、純正FD-IFカードのかわりに、FDCチップの載ったIFカードが用意できれば、FDCの載っていないドライブ単体をFM-7に接続できることになる。
もともとこのような用途(8801のような2DドライブをFM-7に接続する)ではなく、PC用の3.5インチFDD(2DD/2HD)をFM-7に接続して、2Dドライブとして使用する、という目的で、FM-7用のFDC付きIFカードを作られていた方がおり、その方がヤフオクでそのカード(以下、FDCカード)を出品されていた。
(許可を得たので、その方のブログURLとニックネームを記載する。
ブログURLは https://flexonsbd.blogspot.com/ ニックネームは「Old68fun」様)
その出品物が、以下の画像のカードである。
中央の40ピンLSIが富士通のFDCチップ、8877Aである。「FM対応」とされるFDユニット内にはたいていこれか、その派生バージョンのFDCが載っている。このFDCチップがFD側ではなくインターフェースカード内に組み込まれていることで、このカードから直接、2D(320KB)のフロッピードライブが接続できることになる。
これもまったく同じものである。こちらは、Old68fun 様に許可を得て設計データを見せていただき、自分で基板を発注してパーツも自分で実装したものだ。ディスクが使えないとFM-7はどうしようもないので、万一のためにとレプリカを作らせていただいた。
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