2026年3月1日日曜日

SE/30の整備(5)

 SE/30は、筐体を開けないとできない、という整備がいろいろある。SIMMメモリの増設・入れ替えなどロジックボードを直接いじることはもちろんだが、HDDの入れ替え・FDDの清掃交換などもロジックボードとのケーブルを外したり、ブラウン管を損傷しないようになんとか避けて、、、と、とても気を使う。できれば頻繁にしたくはない。

ヤフオク入手の「BlueSCSI」、つまりSDカード使用の内蔵HDDの代替品はすでに到着している。eBay購入で到着待ちの16MB(x4)のSIMMは到着にあと1週間くらいはかかる模様。FDDはいずれ内部のギア交換を伴うメンテナンスをしたい(今は別のFDDを取り付けている)。

これらは、できれば全部のパーツがそろってから、動作確認をしつつなるべく短期にすませたいので、今はパーツの到着待ちになっている。

その間、筐体を閉じたままでできることとして、死蔵していた周辺機器のテストをいくつか行った。


(1)CD-ROMドライブ。以前に、純正の「Apple CD-600i」は接続・認識し、データ読み取りにも問題ないことは確認してある。それ以外にもCD-ROMドライブはいくつかあって、まずバッファロー(メルコ)ロゴのこのドライブ。


型番としては(裏面のシールによると)CDS-2W6R。これは正常に認識されているらしく、ユーティリティの「SCSIProbe」によるとSCSIのIDが5番。もちろん変更は可能である。バッファロー(メルコ)は外装をつけて販売しているだけで、ドライブ自体はMATSHITA(松下?)製ということもわかる。ちなみにID:0は内蔵HDD、ID:7はSE/30自身(固定)。


試しに、フリーウェア集の「Macの宝箱」というCD-ROMを挿入してみた。認識し、Finder上で正常に内容が読める。

(Finder、というのはMacintosh用語で、Windowsにおける「Explorer」相当と思えばほぼ間違いない)

トレーの出し入れがあまりスムーズじゃないな、、、という印象。引っかかる、のではないが、バタつくような感じ。うまく表現できない。


次に、ナカミチの4連装CD-ROMドライブ「MJ-4.8se」。変わり種で面白いドライブだ。


通常の5インチドライブと同じ大きさの筐体だが、内部に4枚のCD-ROMを格納して、選択して使用することができる。

機構的に面白がって使っていた覚えがあるのだが、残念ながら認識せず。。。

たしか使っていた時も、ディスクのマウントに非常に時間がかかり、ちょっと普段使いには難があるな、、、と思っていた記憶がある。

機構的には、前面の1~4のボタンを押すとフタが開き、CDを挿入する。トレー式ではなく、スロットインだ。挿入していくら時間がたっても、Finder上で認識できない。認識できないということは、画面上でアイコンをゴミ箱に入れる、という、Mac標準のメディア排出方法がとれない、ということになるが、再度同じボタンを押すことで強制排出はできた。

使えたとしても普段使いするつもりはないが、、、面白いドライブだっただけに認識しないのは残念。

手持ちのCD-ROMドライブのうち、やはり一番使い勝手がよさそうなのは純正の「Apple CD-600i」のようだが、唯一の難点はコネクタが古いタイプの(デカい)フルピッチSCSIコネクタ、という点か。他のSCSI機器は(たぶん今のところ全部)ハーフピッチ・ピンタイプの50ピンコネクタなので、接続するにはケーブルやターミネータに考慮が必要になる。まぁ、CD-600iをデイジーチェーンの終端に置いて、そこだけハーフピッチ:フルピッチのケーブルを使用し、ターミネータもCD-600iにフルピッチのものを使用する、という事で、現有のケーブルで対処はできる。


(2)光磁気ディスク(MO)。最初に入手したのは容量128MBの時だったが、MO規格はその後230MB、540MB、640MBと増えていき、最終的には「GIGAMO」とも呼ばれる1.3GB、2.3GB容量のドライブとメディアが登場した。
Windows機では2.3GBドライブとメディアの動作確認を去年行ったが、発掘したMac用(当然SCSI)のドライブは下画像のものだ。ロジテック LMO-S638HN/UI、640MBまで対応のドライブである。


自分はMOというメディアが大好きだ。丈夫なケース入り、ポリカーボネートの保護層でめったな事では記録層がキズつかない。磁気だけ、あるいは光だけでは影響を受けず、CDやDVDなどの大敵とされる紫外線でも劣化しない。非接触タイプのヘッドで摩耗とも無縁。(書き換え回数的な)耐久性はハードディスクの10倍。とにかく頑丈で安心感がある。

メディアよりもそれを読み書きするドライブのほうが、中古市場からも入手しづらくなってきているのはなかなか悲しい。640MBまでのドライブならまだ探せばそこそこの程度のものはありそうなのでもう1台くらい確保しておくか、、、

HDDの容量が数10から100~200MBくらいのうちは、起動ディスクのバックアップ用途としてしょっちゅう使っていた。Macの場合、たとえば内蔵HDDで立ち上げたそのままの状態で、自分自身(内蔵HDD)を、そのままFinderの「Drag&Drop」操作で外付けのMOにバックアップをとる、なんてことも普通に行えた。特別なバックアップ用ソフトなども必要としない。そのバックアップ先のMOからも(速度は遅いが)内蔵HDDとまったく同じようにシステム起動を行うこともできた。(はず。すくなくとも初期にMOを使っていたころはできた記憶がある。)

いつごろからか不明だが、Macでも専用ソフトを使わないと、そのような簡単なバックアップ方法がとれなくなってきたように思うが、、、MacOSのアップデートのためなのか、使っていたMOフォーマッタなどのためなのか、、よくわからない。

上記ロジテックドライブのあった場所に、古いMOメディアも保管してあった。


230MBのメディアで、「昔使っていたSE/30システム」のラベルが貼ってある。MOに限らずフロッピーやCD、DVD等でもそうだが、一応内容がわかるようなラベルを貼っておく・書いておくのは昔からのクセだ。(音楽用のカセットテープとかもそう。数100本におよぶカセットテープには、ラベルと、紙ケースに曲目が全部書いてある)

ドライブに挿入してみると、問題なくマウントでき、Finderで内容も普通に読める。アイコンもちゃんとMO形状にしてあるな。。。
SCSIProbeで確認すると、バッファローのCD-ROMと同じくIDは5になっている。同時使用するにはどちらかのID変更の必要がある。

内蔵HDD、バックアップ用の外付けHDD、CD-ROM、MO等、周辺機器が増えてくるとSCSIのIDはわりとすぐに窮屈になっていく。SE/30以後に使用していたPowerMac9500などは拡張性の鬼だったので、PCIバス(6個もあった)に別系統のSCSIインターフェースを増設していたような覚えもあるが、、、SE/30時代は「1系統7台」の中でなんとかやりくりしていたんだろう。この他のSCSI機器としては、、、フラットベッドタイプのスキャナとか一時期使っていたような?

ネットワーク接続やプリンタなどは、本体に標準で用意されているローカルトークコネクタがあったので、SCSIは必要としなかった。

(つづく)


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