今やフロッピーディスクといえば、そのドライブのみならず記録メディアすらなかなか入手しづらくなっており、すでにその役割を終えつつあるレガシーデバイスの1つである。
今となってはそうなってしまったデバイスも、FM-8/7が活躍していた当時としては「最新式」であり、非常に高価だったため、一般ユーザーレベルで使用するにはハードルが高かった。
その時期、外部記憶装置として最もポピュラーだったものはカセットテープであり、富士通からも純正品としての「FMデータレコーダ」という周辺機器が発売されていた。(画像はネットから探してきたもの)
これはOEM品であり、実際に作って富士通に供給していたのはサンヨーである。サンヨーからもロゴ違いのまったく同じ製品が出ていて、そちらのほうが若干安かったので、自分はそのサンヨー製のものを使っていた記憶がある。
当時の自分の使い方として、まずFM-8の電源を入れる(= F-BASICが立ち上がる)と、まず「拡張モニタ」をカセットテープから読み込ませる、というのがルーティンだった。
モニタというのは、16進数で表される機械語をマイコンで読み書きしたり、プログラムを実行したりするためのシステムプログラムである。F-BASICにもともと備わっているモニタは使い勝手が悪かったので、当時の月刊誌(I/Oなど)に掲載されていた「拡張モニタ」を入力し、それをカセットテープにプログラムとして保存(セーブ)しておき、必要に応じて読み込ませる(ロード)。時間もかかり面倒だが、外部からプログラムを読み込む方法としては当時はこういう使い方が当たり前だった。というか、それしか方法がなかった。
市販のゲームや少々のアプリケーションプログラムも、ほぼカセットテープのメディアで供給されていたものが多かったと思う。
大学生の身でフロッピーディスクを導入するのは金銭的にほぼ無理だったので、ある程度安いフロッピーディスク装置が発売されるまではこういう状態が続いていた。
その、「ある程度安いフロッピーディスク装置」というのが下の画像のものである。


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