2026年4月27日月曜日

SE/30の整備(18:ネットワーク)

さて、、、ネットワークの構築(大げさだが)をやってみようと思う。

前回、記憶装置についてのMac世代間の差異を書いたが、ネットワーク構築方法についても、Macの世代によって大きな違いがある。

アップル(Mac)で利用されていた通信プロトコルのことを、ざっくり「AppleTalk」と総称するが、使うハードウェアにより、プリンタポートを使用する「LocalTalk」、イーサネットコネクタ(RJ45、有線LANで使われているものと同じ)を使用する「EtherTalk」などがある。(他にもあるようだが知らない)

SE/30の整備(13)で少し書いたが、SE/30前後世代のMacでは、Macどうしをネットワーク接続するためには、「LocalTalk」が使われている(プリンタポート使用)。同じポートがある PowerBook1400 と接続するには、両者を「ケーブルで接続」し、「ファイル共有を設定」すれば簡単につながり、SE/30から PowerBook1400 のHDD内容が全部見えるようになる。

しかし、(正確な時期はよく知らないが)Mac本体にUSB端子が装備されるようになったあたりで従来のプリンタポートは廃止となり、当然それまでの「LocalTalk」は使えなくなった。

それからは、AppleTalkネットワークの構築には「EtherTalk」が使われるようになり、そのためのコネクタ(RJ45)は、PowerBookG4、MacBookには装備されている。しかし、ハードウェアプロトコルとして異なるものが使われている以上、SE/30とPowerBookG4を直接接続することはできない。

両者のなかだち(ブリッジ)をするものが必要になるのだが、「AsanteTalk」という製品があるらしく、RJ45コネクタ(EtherTalkコネクタ)とLocalTalkコネクタの両方がついており、それを介してLocalTalk機とEtherTalk機が接続できる、というものらしい。

残念ながらそれは持っていなかったが、、、ただ大昔、SE/30をなんとかしてネットにつなぐためにいろいろやった記憶はあり、物置を探してみると、最初に見つけたのは下画像のもの。


同じAsanteの製品だが、「Asante Desktop EN/SC Adapter」というもの。LocalTalkコネクタはなく、SCSIコネクタとEtherTalkコネクタが1つずつついている。(BNCコネクタも。)つまりプリンタポートではなく、SCSIでEtherTalk機と接続しよう、というものだ。ただこれはいろいろと簡略版?であるのか、

・電源コネクタがなく、SCSIケーブルからのバスパワーで動作する
・SCSI-IDは「6」固定で変更できない
・普通はデイジーチェーンのため2つついているSCSIコネクタが1つしかない
・そのため、ターミネータは内蔵で、デイジーチェーンの終端にしか接続できない

という特徴がある。電源コネクタ不要でバスパワー動作、というのは一見長所のようにも見えるのだが、実はこれが罠であった(らしい?)ことがあとで判明する。。。。。

ともあれ、これをSE/30に接続し(動作確認のため、他のSCSI機器は全て外してある)、LAN用のクロスケーブルでPowerBookG4と接続。ハードウェアの接続はこれで終わりである。

ソフトウェアについては紛失していたので、ダウンロード入手したドライバソフトを、CD-R経由でSE/30にインストールした。ちなみにこのアダプターを接続してない状態でインストールをしようとすると、該当の機器がない、といってインストールできない。つまりインストールができた、ということはこの機器をソフトのほうでも認識している、ということになる。

設定については、本来それほど難しいことはないはずで、接続先になる PowerBookG4のほうでファイル共有設定を行い、接続者の名前を入れるだけである。
で、接続元のSE/30では「セレクタ」で「AppleShare」を選択すると、ウィンドウにPowerBookG4が見えるはず、、、なのだが、、、見えない、、、

コントロールパネルのファイル共有設定だけでなく、共有したいフォルダ(あるいはボリューム)自体も、Finderで共有の設定をする必要があった(のにしていなかった)、ことにはすぐに気がついて行ったのだが、結果は変わらず。




どこかのネット情報で(どこだったか忘れた、、、)、初期のMacではクロスケーブルでの直結だとうまく接続できないことがある、、、との記述を見て、藁をも掴む気持ちで余っていたハブ経由(ストレートケーブル使用)で接続し直しても変わらず。


ただ、その時使ったハブで、PowerBookG4を接続したポートはLEDが点灯しているが、SE/30(+Asanteアダプタ)を接続したポートは点灯していなかったので、原因はやはりSE/30側のほうにあるんだろう、、、という想像はついた。(右画像)



しかしながら、、、、、なんか似たようなアダプタが別にあったような、、、と、再度物置を探すと、簡略版?ではないオーソドックスなタイプのアダプターが見つかった。

上記簡略版との特徴を比較すると、

・電源コネクタがあり、ACアダプターが付属(出力はAC12V、これも変わってるが、、、)
・SCSI-IDはロータリースイッチで変更可能
・SCSIコネクタは2つあり、普通のSCSI機器と同じくデイジーチェーン接続が可能
・ターミネータは内蔵されておらず、終端に接続する時はターミネータが必要


というものである。ものはためし、、、と、他の条件を一切変えずにアダプターのみ、これに交換してみると、これまで点灯していなかった、ハブのSE/30側のLEDが点灯している!

これはイケたのでは、と、再度SE/30側から「セレクタ」を開いてみると、



やった、、、、、SE/30とPowerBookG4の接続に成功。PBG4のHDDにあるファイルをSE/30側にもってくることもできるし、逆にPBG4側に送ることもできる。

簡略版?のアダプタで何がよくなかったのかは正確には不明だが、素人考えでは、SCSIのバスパワー動作、というのがあやしいのではないか、と想像している。電源の出力や、ロジックボードの劣化具合で、SCSIバスに出てくるはずの電圧が通常よりも降下し、本来ならバスパワーで動作するはずのアダプターが正常に動作しなかった、、、、のではないか、と。

それまでCD-Rを介した一方通行だったデータ・ファイルの流れが、双方向にやりとりできるようになったのと、何よりデータ送付のためだけにいちいちCD-Rを焼いていた手間もなくなることになる。あと残っている物理メディアは、Windows機からPowerBookG4に送るために使っているUSBメモリだけだが、これも「Windows側でFTPサーバを立てて、PowerBookG4側からそれを読みに行く」方法にめどがついているので、早晩実現できるだろう。

次の記事にはそれを書くことにしようと思う。


追記。


何か必要があって Asante Desktop EN/SC Adapter を外した状態でSE/30を起動すると、ドライバソフトがそのことを認識し、AppleTalk 接続方法が、自動的に「LocalTalk」側に切り替えられてしまう。



そのため、再度Asanteアダプタを使用して接続したい場合には、コントロールパネル「ネットワーク」で、AppleTalk 接続方法を「EtherTalk 代替」に手動で切り替えてやる必要がある。

というか、おそらくSE/30の電源オフ時にネットワーク接続を切っておけばこのようなエラーにも遭遇はしないんじゃないかな、、、という気もする。


0 件のコメント:

コメントを投稿